今日はみぃそんのお誕生日

立体駐車場でウォータースライダー

日記:喫茶店

うるさい朝だった。日曜日の朝だというのにアブラゼミは空気を読まない。きっとミンミンゼミなら空気を読んだろうと思う。彼らが読めなかった空気、それを伝って届く声は耳を強く打ち、僕の目を覚ました。8時35分。目覚ましの12分前だった。

階段を降り手短に歯磨きを済ませると、日課の縄跳びをやりに庭に出た。駆け足飛びを1300回。汗が滴る。朝ごはんも食べないうちに外へ出てしまったからいつも以上に疲れてしまった。

朝ご飯はトーストとグラノーラ。飲み物はグラノーラに絡めたクロレラで済ませてしまう。朝の情報番組は今日も東京のスウィーツを映していた。

朝ごはんの後はPCで作業。締め切りが近い仕事があったので早急に片付ける。しかし、「その前に」とYouTubeを立ち上げる。再生リストに入れてある小粋なマクペンツァ(オーストリアの音楽ジャンル)を再生。瞬間、やる気が高まってくる。僕の作業には音楽が不可欠なのだ。

そうこうしている内に昼ご飯の時間。クロワッサンとハム。今日は午後から梅田の方で会議の予定があったので、それに間に合うようにと軽めのメニューだ。

 

かの音楽家 パスラヘンヌ・マルクスはこんな言葉を遺している。

『明日の太陽は今日の太陽。違う一日を過ごすためには今日をしっかり生きる必要がある』

 

 

昼ご飯を済ませると、朝のハードスケジュールを癒すためにひとまず休憩。皮でできた大きなソファへと倒れこむ。するとアメリカンショートヘアのポチ太が僕のもとへと寄ってきた。いつもは僕に冷たいが、時折そうして急に僕へ甘えてくることがある。実に気分屋だ。「おいで」と肩の後ろへ抱き寄せる。さらさらの毛並みが彼女のセールスポイントだったりする(僕が入念に手入れしているだけなのだが)。そうして二人でゆっくりと夢の中へ。至福の時間だ。

目が覚めると時間は18時。少し眠りすぎてしまった。即座にPCへと向かう。朝に片付けきれなかった仕事をパパっと終わらせてしまうためだ。作業を再開して7分で納入。残していた作業が少しだけで助かった。

仕事の後は趣味の時間。机の横から筆を取り出す。皆さんも知っての通り私の趣味は水彩画。ピカソ氏による『ゲルニカ』に感銘を受けたのが始めたキッカケだ。私はいつものように黄色いバケツに水を汲むと、パレットに赤・茶・朱の絵の具を出した。たっぷり水で濡らした筆でそれらをすくい、ゆっくりと口に運ぶ。非常に繊細な味がする。まるで初恋の様だ。初恋という字の『初』は「うい」、『恋』は「れん」と読むことができる。

そして日付が変わって現在、0時7分に至る。休日だというのに仕事に追われる大変な日だった。今日は月曜日。気を引き締めなおして今週も素晴らしく生きていこう。

 

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